容姿を気にする女性にとってニキビは大敵です。
ある日突然ニキビを発見し、早く治すためにドラッグストアに駆け込む人も少なくはありませんが、市販薬ですぐに治すことは難しいこともあるので注意しておきましょう。
ニキビは直ぐに治せるのか
20代のニキビは、思春期にみられる尋常性ざ瘡と酷似しており、毛孔に一致した慢性の炎症性病変を示す疾患となります。
尋常性ざ瘡の場合、外用薬と内服薬による治療が施されることになりますが、投薬治療では即効性を望むことは難しく、概ね3ヶ月程度の経過観察を受けながらの治療となります。
ニキビ治療で即時性を求めるなら、皮膚科で処置する方法としては面皰圧出器による理学療法があります。
面皰圧出器による理学療法は、軽度のニキビに対しては1時間程度で処置を終えることができますが、重症の場合になると回数を分けての治療となり、概ね2週間から3週間程度の治療期間を要します。
即効性のレーザー治療は効果があるのか
皮膚科でのニキビ治療は投薬治療が中心となりますが、ケロイド症状が診られる場合や患者が即時性を求める場合は、レーザー治療による理学療法治療が施されます。
レーザー治療による理学療法は面皰圧出器による理学療法と同様に患部に高周波レーザーを照射して、一瞬でニキビ患部を消失させます。
また面皰圧出器による理学療法よりも傷みが少ないこともあり、患者への負担も少なくなります。
皮膚科でレーザーによる理学療法を受ける場合、診察室での処置ではなくオペ室での処置となるため、入院が必要となる場合があります。
レーザーによる理学療法は面皰圧出器と同様に保険の適用を受けることができますが、費用はかなりかかってしまいます。
病医院の皮膚科ではなく美容クリニックなどでニキビのレーザー治療を受けた場合は、保険が適用されませんので注意が必要となります。
早めの治療により短い期間で治療
ニキビは進行が進むほど皮膚が悪化し、ニキビ以外の傷病を併発することがあります。
早くニキビを治すためには早期での治療が必要となります。
気になり始めたらすぐに治療を検討しましょう。